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有賀リエ連作集『工場夜景』第5話感想 碧の過去と苦労に繋がりを求める貴臣

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有賀リエ連作集『工場夜景』第5話感想です!あらすじも含まれますのでネタバレしたくない方はご注意ください!

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車いすの男性との恋を描き、累計200万部を突破した大ヒット作『パーフェクトワールド』有賀リエ先生が送る社会派のラブストーリーです!両親の起こした事件に翻弄される二人の恋の行方を描きます!ぜひ本編もお楽しみいただけたらと思います!

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有賀リエ連作集『工場夜景』第5話感想

再会する二人

8年後貴臣は大学進学と同時に進出してきた東京で英語を活かした仕事につき毎日を忙しくも淡々と過ごしている。
そこに貴臣の過去を知る者がいなかったが、ある日貴臣の会社に派遣社員として碧が配属され紹介された。

まさかこの二人が8年越しに東京で再会するなんて運命のいたずら、、とも思いますがともに英語を得意とし学んできたので必然の再会なのかもしれませんよね。碧も英語の勉強はずっと続けてきたんではないかと思いました!

震えながらエレベーターに駆け込もうとする碧を貴臣が引き留めようとするが、碧はまた本当にごめんなさいと言ってエレベーターに乗ってしまった。

いやあそうなりますよね、、。もうどんな顔して会っていいのか分からないですし。8年たってもやはりごめんなさいという言葉が口から出るのがなんとも悲しい現実だなと思いましたが。。

母からの荷物が届き貴臣が電話すると、母はいつもと違うけど何かあったのか?と聞くが何も変わらないと嘘をついた。
事件後碧の父は実刑3年半となり母は示談金を受け取ったものの、そのままそこで暮らせず引っ越したり新しい生活を始めるために示談金はほぼなくなった。

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あの事件から8年後。やはりみんなの心の傷は消えていないことが分かるシーンですよね。父親は実刑を受けたようですが、それでもあの時酔った勢いだったのか過信があったのか何かは分からないにしろとんでもない罪を犯したこといまでもどう思っているのか、、。事件があって家族の傷は伝わってくるんですが当の父親は実刑を受けどんな暮らしを送ったんでしょうね?

母は何気に貴臣の変化に親ですから電話だけでも気づいたみたいで少し心配です、、。

碧のバイト先を訪れる

上司が碧に海外と業務経験があるのかと聞くほど碧の英語の実力は素晴らしく、貴臣は碧が英検1級とTOEIC900点もあり派遣にしておくのはもったいないと話しているのを聞いた。
高卒でその実力は相当な努力を要したと思われた。

碧あれからそんな努力をしていたんですね!TOEIC900ってほぼネイティブの人達が採ってしまうような点数を叩きだしている、、。貴臣の高校生ながらに英検1級を取得したのもすごかったですが、碧も物凄い実力をつけたようですね!

出勤中偶然会った碧に貴臣が一度話せないかと聞くが、バイトがあるからと断られてしまう。
出勤後の碧をつけるとスナックに入っていき、貴臣は後をつけてゴメンと言って碧に話しかける。

貴臣は碧とまともには会話できず後をつけてでも話したいと思ったんですね!貴臣の抱いてきた後悔もかなり強いんだとわかりますよね。

ママが様子を察したが、碧は大丈夫だと言って貴臣と話しはじめ両親が離婚し千葉に引っ越し高校は中退になったがその後通信で卒業資格を取得したと言う。
父は小さな工場でその後働いているようだが連絡先すら知らないと言うと、他の客に呼ばれ席を立った。

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碧も事件の後かなりの苦労をしてきたのが分かりました。引っ越したものの残り半年の期間の転校先なんてすぐに決まらないですよね。ましてや進学を控えた高校三年生で転校先は見つからないのが当然かもしれません。しかし努力家の碧はそれで落ち込んですべてを諦めたわけではなく通信で卒業資格を取ったり力強く生きてきたのが伝わりそれがまた切ないですよね。17歳なんてまだ少女じゃないですか。そんな碧が親の起こした事件でここまで苦労させられるなんてなんとも憤りを感じずにいられません!

ママが明かした碧の過去

ママがもしかして英検1級の男の子?と聞くと、貴臣は僕たちの過去をしているんですか?と尋ねた。
ママは碧の面倒を5年も見ており、最初はどう見ても水商売に向かない碧の雇用を迷ったが夜中の2時まで働き派遣社員でも働きとにかくよく働いたと言う。
1年も経つころようやく事件の話をしてくれ、母は事件後働けなくなり弟の学費ねん出の為に頼るところのない自分たちは自分が頑張るしかないのだと言ったそうだ。

碧、、。もうこれを聞いたあたりから辛くて。碧が素敵な心の持ち主であればあるほど父の犯した罪の重さが増していくようなそんなやるせない気持ちが増すのが事実です。碧の母も辛かったでしょうが、家族の全ての責任を碧がとったようでとても辛いですよね。

昼間はいつも英語の勉強をしており貴臣が高校生で英検を取れたのがすごいといつも言っていたようで、ママは心の中でもいいからその子とつながりを持ちたいのだろうと碧に言った。
ママは事情がある子を雇うことは多いけど、あんなに自分は何も悪くない子に救いは会ってほしいと言った。
貴臣は店を出ると、何年も後悔し続けたが今の自分なら碧とのつながりを守れるかもしれないとぼんやり考えていた。

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再度二人が出会ったのは運命のいたずらか、でも出会い直すべくしてとも思いませんか?二人とも自分たちの親のことで十分に苦しんだはずです。貴臣の母はもちろん被害者なので碧と貴臣の立場は違いますが、この八年の碧の苦労と努力を見たら貴臣もきっと心から思うことあるでしょうね。でもこの二人が再会したことによってまた傷ついたり悲しいことが起きないかと先が心配になってしまう自分がいます。二人ともとても心根の優しい人だからもう傷つかないでほしいと思うと共存しないほうがベストなんではないかと思ってしまう自分も正直いますね、、。

第4話  ⇔  第6話

当サイトの記事では完全なネタバレはしておらず、感想をメインとし一ファンとして漫画を一緒に楽しむことを目標としております!完全に内容が知りたい方は購入してお読みいただけたらと思います!
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この記事を書いた人

漫画大好き、二児の母です!
30代の主婦ですが、恋愛マンガ大好きです笑
一緒に漫画を楽しめたらいいなぁと思ってます♫