いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～第一話ネタバレ　理人と結婚する遥菜

 

いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～第一話ネタバレ

 

理人に嫌われている遥菜

理人が契約書を見せ、これで結婚は成立で一年間誰にもばれない様に気を付けてほしいと釘をさすと、遥菜は分かりましたと返事をする。
遥菜が契約結婚した相手は不動産業トップの大手企業綾瀬不動産の御曹司、綾瀬理人34歳。
自分とは住む世界の違うこの理人と契約するのにはもちろん理由があり、ほんの数週間前までは想像すらできなかった。この人が優しく笑うことすら。

社員たちが雑誌の表紙を飾る理人を見ると、爽やかなイケメンと騒いでいる。
さすが綾瀬常務だよね、独身なんて信じられないと言っていると、遥菜はその横を営業マントップの清貴と通り過ぎる。
綾瀬不動さんに行くという二人に、社員たちがこの綾瀬常務に会えるなんて良いな、うらやましいと声をかけたが遥菜にとっては全然羨ましくもなかった。
なぜなら遥菜は綾瀬常務に嫌われていたのだ。


清貴が折込チラシのデザイン案を見せると目を引くデザインながら見やすさを重視したと言うが、理人はこのシリーズのマンションは高級感が売りでこの外観CGではそれが全く伝わってこないとはっきりと伝える。
駅直結の文字をもう少し目立たせるようにと言うと、遥菜がすぐに修正してお持ちさせていただきますと言うが理人はまるで聞こえていないかのようにふいっと無視する。
明日の9時に持ってこれるかという理人に、清貴が承知しましたと返事をする。

理由は分からないが理人は遥菜とは会話をしないし、視線すら合わせることは無かった。
どうしてなのか、なにかしてしまったのかと遥菜はため息をついた。

もうすぐ結婚する予定の清貴と遥菜

 

帰社する最中、清貴はなんで綾瀬常務が女子人気が高いのか俺の方がかっこよくね？結婚したら絶対苦労するぜと言うと、遥菜が結婚か、土曜の実家への挨拶は10時で大丈夫かと確認する。
会社の人達には内緒にしているが、二人は交際二年目で冬には結婚する予定なのだ。
出会ったころは少しチャラいと思っていた清貴だが仕事に対して真面目で妥協しないところに仕事をするうちに惹かれていった。

清貴が夜まで打ち合わせが詰まっているから会社に戻ったら修正を頼むと遥菜に任せると、最近打ち合わせが多いねという遥菜に結婚するし今まで以上に頑張らねえとと言う。

今日中に修正して他の案件の再校と、、終電に間に合うかなとパソコンに向き合う遥菜。
遥菜たちの勤めるスノー・エージェンシーは不動産関係中心の国内大手の広告代理店で、めまぐるしく変わるスケジュール対応など納期が決まれば残業は当たり前の仕事だが、遥菜はつらさを感じることなく華やかな広告を目にすると自分の仕事が誇らしかった。

衝撃の事実

ひと段落し、コーヒーを淹れに行こうとする遥菜。
給湯室の中から嘘？本当に？と言う声が聞こえると、遥菜は西田と女性社員が話しているのが見えた。
社員が西田さんって営業部の町田さんと付き合ってるんだ？と言うと、西田がまだ誰にも内緒だからね！このあとデートなんだと言う。

遥菜は町田って清貴だよね？と青ざめる。

町田さんってモテそうなのに彼女いなかったんだと言うと、西田がじつは彼女いるみたいなんだけどアレが下手らしくて、反応がうすくて抱いてても気持ちよくないんだってと言う。
社員がそんなこと彼氏に言われるってみじめだねと言うと、西田がかなり欲求不満みたいで私とは毎回したいって、彼女ともそのうち別れるんじゃないかな？わたしは最高なんだってと笑う。

遥菜は青ざめそんな話嘘だよね？だって私たち結婚するんだよね？清貴からプロポーズしてくれたんだよね？と震える手を握り締め、今日は打ち合わせって、こんなことするわけないとオフィスに戻る。
その様子を西田がちらっと見ていた。

とりあえず清貴に相談しようと、今夜話したいことがあるけど会えるかな？とLINEする。

 

　第二話に続く