
有賀リエ連作集『工場夜景』第6話感想です!あらすじも含まれますのでネタバレしたくない方はご注意ください!
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車いすの男性との恋を描き、累計200万部を突破した大ヒット作『パーフェクトワールド』有賀リエ先生が送る社会派のラブストーリーです!両親の起こした事件に翻弄される二人の恋の行方を描きます!ぜひ本編もお楽しみいただけたらと思います!
有賀リエ連作集『工場夜景』第6話
貴臣が伝えた本音
碧が週末のバーベキューに誘われているのを見た貴臣が、企画部に派遣から社員になった子がいるし話を聞いてみたらと言い俺もたまには参加すると言う。
貴臣はいつもはそこまで会社の飲み会にも参加しずあっさりとしたタイプのようですが、やはり碧が来るかもとなれば碧を誘ったうえで自分も行くというなんともわかりやすいですよね!
碧は何も言えずにいたがここには自分たちの過去を知る人がいないのだと考えている。
貴臣は店に来て以来普通に接し、社員たちには過去に繋がりがあるのを察することのないように接してくれた。
外周りから戻った貴臣がさり気に碧のデスクに高校の時によく飲んでいたカフェオレを奥と涙がにじんだ。
だが碧には貴臣の優しさが辛く期待しないようにした。
店に来て以来貴臣は碧を気遣いつつも変わらぬやさしさで碧に接しているのは高校の頃と変わらないですよね。さり気にあのころよく飲んでいたドリンクをデスクに置かれたりしたら、、それはまたあのころみたいに戻っていいの?って期待してしまうと思いますよね!
週末のバーベキュー、女性社員たちと談笑する碧と、隣のデーブルに座る貴臣。
同じ空間でこんなに楽しい時間が過ぎるのが嘘のようだった。
貴臣の隣に酔った様子の水森が座るとより戻しちゃう?と聞いた。
まあ別に当たり前ではあるんですが貴臣社内に元カノがいた模様です、碧そりゃあなんとなくでも気になるに決まってますよね。あれから8年、もう会えるわけないと思っている碧のことだけ思って誰とも付き合ってないわけないですよね!
貴臣は聞いてもいないのに水森とは少し付き合ったが今は単なる仕事仲間で碧に誤解されたくなかったと言うが、碧はただ幸せを願っていたと言う。
貴臣が好きだったけどねお互いと言うと、茶化さないでという碧に好きだからお互いあんなに辛かったと言った。

貴臣が聞いてもいないのに必死に碧に説明しにくるあたり、高校の頃から変わらないまっすぐさを感じると言いますか。あの時だって自分は被害者の息子でありながら加害者の子どもという立場の碧を庇っていたので、貴臣は成人した今も碧には嘘をつかずまっすぐにいたいと言う気持ちなんでしょうね。碧はいつまでたっても自分は貴臣たちの人生を変えてしまい苦しめてしまったことを後悔していますが、蒼だって被害者なんだよなあっていつも私は思ってしまいます。
しかし犯罪者の子供だからどうせ子供もろくなもんじゃないってレッテルを貼られてしまうんでしょうかね、、。
また襲ってくるトラウマ
バイトだと言う碧を改札まで送ると貴臣たちは歩き出しあの事件で勝手に姿を消され腹が立ち悲しかったが、対等な関係になりたくいつまで加害者の沼にいるのか、もう抜けてもいいだろう?と聞くと、そうしたらと何かを言いかけ二人は別れた。
勢いにのって貴臣が碧に告白でもするのかと思いました!八年間抱えこんだ後悔が碧を目の前に爆発寸前って感じですよね!
わずかな期待を持ち出した碧だが、社員の中川からのLINEで貴臣と碧の過去が出回ってるようだと伝えられると目の前が真っ暗になった。
もーーーーほっといてくれ―――!もうよくないですか?一体いつまで誰かがかぎつけてくるの?それについて何かあなたに迷惑をかけましたかってかんじですし、、。
翌日上司が昨日のバーベキューの様子をSNSに上げた社員の先輩が、貴臣たちの高校の同級生で二人の関係に気付いたようだと伝える。
貴臣はいつまでさらされなければならないのかとため息をつき、碧が出社していないことをしるともう黙って消えないでくれと碧を想い会社を飛び出した。

怖いですよね。このまま碧が一人罪悪感を抱えまたデジャブみたいに消えてしまったら。八年たってようやく後悔した気持ちや今度こそって気持ちで碧と向き合おうとした矢先、これだけの年月が経っても外野がほっておいてくれないなんて、ぜったいそれ言った人さほど興味も何もないでしょう?って話ですし、過去の話をそうやって蒸し返して貴臣たちの会社の人間に知らせたところで何がおもしろいの?ってかんじなんですよね、、。碧も貴臣も事件の当事者たちの子供というだけでこんなに長年にわたって苦しめられなければならないのかと思うと、私たちがよく目にするニュースなども、今はネット社会ですからしっかり考えなければと思いました。。